研究内容

非侵襲体液成分センサの開発

個人が自らの健康状態を把握し、積極的に予防医療に努める新たな医療・ヘルスケアの実現が求められています。 当研究室では、身体的負担が少ない、血液診断に代わる新たな健康管理デバイスを研究開発しています。 具体的には、血液成分との相関が示唆される汗や唾液等の外分泌成分に対するセンサを開発しています。 特に汗成分センサに関しては、汗を積極的に出さなくても、ハイドロゲル部を指先で触れるだけでいつでも汗成分を 採取・検出可能な世界初のセンサを開発しました。この技術を基に、外分泌成分と病気の関連性も調べながら実用化を目指しています。

細菌間相互作用の計測・制御技術の開発

細菌は化学物質を介した相互作用により互いの機能(代謝活性,遊走,毒性発現等)を制御していることが解明されつつあります。 当研究室では、この細菌間相互作用を電気的に操る、そしてその相互作用の受容を電気的に測定する新たな技術を研究開発しています。 本技術に基づき細菌間相互作用を学術的に理解し、新たな細菌制御技術を創出することを目指しています。